夢ファイル #144 呪われた血筋の武士

中学の頃の夢だから〜、細かいことは覚えていないが〜、印象的な夢だったから〜、一応書いておきたい〜。

夢の中では〜、ソムは武家の出身なんだが〜、言ってみれば呪われた血筋で〜、男はある年齢に達すると〜、発狂して殺人鬼になってしまう〜。夢の中のどの時点でそれを知ることになったかは思い出せないが〜、ソムは家を出て〜、放浪の旅に出た〜。

放浪の旅に出て〜、きちんとした袴も履いてない〜、汚いぼろ服姿になって〜、伸びた髪は無造作に結っただけになっていた〜。足袋も履かないで〜、素足に草鞋を履いていたと思う〜。黒塗りの鞘に収めた日本刀を持っていた〜。漫画の浪人とか落ち武者?みたいな姿を想像すればいいと思う〜。

それで〜、ソムがすることは〜、放浪の旅をしながら〜、同じ血筋のせいで〜、発狂して殺人鬼になった人を見つけ出して〜、退治することだった〜。どこかの旅籠に泊まって〜、夕食を摂った後〜、一緒にいた武士が〜、急に発狂して〜、容貌が変わってしまい〜、廻りに居る人達を襲い出した〜。でも〜、ソムにはそれが本能的に分かっていたみたいで〜、すぐさま刀を抜いて〜、一太刀で切り倒した〜。そんなことが〜、旅のあちこちで起きた〜。

そんなことが三回ぐらい有ったと思うんだが〜、ソムの心はどんどん重くなって行く〜。どれだけ近縁かは知らないが〜、同族を切らなければならないという悲しみと〜、自分も発狂する年齢がどんどん近づき〜、それが間近だという自覚が有ったからだった〜。

この部分は〜、後から自分で考えたのか〜、夢の中に有ったことかは思い出せない〜。とにかく〜、自分が発狂して殺人鬼になってしまったら〜、自分で自分を始末することはできないので〜、若い剣士を見つけて〜、後始末を頼んだんじゃなかったかと思う〜。

ある晩〜、本当に心が重い晩が来た〜。そんな心の重圧に耐えながら〜、闇の中にあぐらをかいて座っていたが〜、とうとうその時が来てしまった〜。全身を震わせる狂気に襲われて〜、髪の毛が逆立ち〜、目は吊り上り〜、ガバっと立ち上がった〜。多分その後は〜、裸足で外に飛び出したんじゃなかったかと思う〜。


夢は〜、ここでお終い〜。
(だから〜、自分が計画した通りに始末されたかどうかは〜、知らない〜。)



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